第1回 正しい歯ブラシの選び方
虫歯や歯肉炎・歯周病を引き起こす原因は、歯垢(プラーク)にあります。
歯垢(プラーク)は細菌の固まりです。毎日のブラッシングで取り除いておかないと健康な歯を維持することはできません。そのために、まず歯ブラシを正しく選ぶことが大切になってきます。

歯ブラシはヘッドとネックとハンドルの3つの構成でできており、いろいろな大きさや長さのものがあります。そして毛のかたさや質にも種類があります。また、子供用歯ブラシ、仕上げ磨き用歯ブラシ、電動歯ブラシなど市販されているものは多種多様でどれが良いか迷っていらっしゃる方がほとんどだと思います。
今回は正しい歯ブラシの選び方のポイントについて説明していきたいと思います。
- ヘッドの大きさ
ヘッドが大きい歯ブラシは、口の中で動きがとれません。市販されているものは大きめのものが多いようです。しっかりと奥まで磨けるような小さめのものを選んでください。幅は、毛3列程度のものがよいでしょう。 - 毛の長さ
毛の長さは一定で平らなものが良いでしょう。歯の幅は1人1人違うので、先が「山切り」になっていたりすると歯にしっかりと毛先が当たらず、しっかり汚れがおちません。基本的にノーマルな形状のものが良いでしょう。 - 毛のかたさ
市販されているものには「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類がありますが、「ふつう」のものをお薦めします。「かため」のもので長い間力を入れて磨いていると歯茎をいためたり磨耗を引き起こしてしまいます。
やわらかいものも力を入れていると毛先が広がってしまい、しっかり汚れを落とせません。材質は腰があり、水切りのよいナイロン製のものが良いでしょう。 - 歯ブラシの交換時期
歯ブラシを背の方から見て、毛先が柄からはみだしてきたら交換時期です。
だいたい1ヶ月くらいを目安にしてください。1週間程度で毛が開くようであれば、これは力の入れすぎです。
以上、これらのことをポイントにして歯ブラシを選んでみてください。
当医院でおすすめしている歯ブラシを紹介します。 - 子供用歯ブラシ
子供は磨く時、力を入れてゴシゴシ磨いてしまいますので、「かため」のものでは、歯茎を傷つけてしまいます。「やわらかめ」から「ふつう」のものを選んでください。 - 仕上げ磨き用歯ブラシ
小学校低学年くらいまでは仕上げみがきが必要です。必ず、仕上げみがき用歯ブラシを使って磨いてあげてください。子供が使っている歯ブラシではハンドルが短く、奥歯が届きにくくなっています。 - 電動歯ブラシ
ひとくちに電動歯ブラシといっても、いろいろなタイプのものがあります。
1分間に2000から4000往復する前後運動タイプ、高周波を用いて振動させるタイプ、さらにこれらをあわせた複合タイプがあります。選ぶ時は手用歯ブラシ同様、ヘッドの小さめのものを選んでください。電動歯ブラシは確かに便利ですが、正しく使用しなければかえってしっかり汚れを落とせません。そこで、歯間ブラシやフロスを一緒に使うことをお薦めします。また、手用歯ブラシでしあげをしてあげるのも良いでしょう。
















